木魚歳時記 第472話

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 バタバタするんで、いやな予感・・・懐中電灯で見みたら、何と! ぽっぽさんと蛇さんの戦いです。あちこちして・・・どうしたらいいのか、ポッポのお母さ。あきらめて何処かに飛んでいってしまったの。永い間暖めてやっと・・・狭い我が家の庭で、こんな壮絶な生きる戦いがあるなんて、生きていくって大変なことですね。朝から、親は何度も巣に来て近くでないてます。巣には親の羽根が、二、三枚残っていました。せつないね。致し方ありません。(おさる)

 なんとも言葉もでません。いまは雉鳩の水子を弔い念仏いたしました。そこで「仏塔」(ストゥーパ)の話をします。仏塔は、釈尊滅後、舎利(お骨)を八分して起塔供養したことに始まるといわれています。これが中国に伝わり、多層楼閣(屋頂に相輪頂く)に習合したようです。それが日本に伝わり「五輪塔」へと定着いたします。さらに、卒塔婆(そとば)から塔婆(とうば)へと変化し、一方では「墓」の形へと変化してゆくのです。

   あのことのうそのやうなる秋の夜