木魚歳時記 第471話

f:id:mokugyo-sin:20131223095559j:plain

 公園の前を通りかかると、フギャー!ガーガー!と中猫と子カラスが取っ組み合いの大喧嘩をしていました。「やめなさ~い」と仲裁に入り、二匹を引き離し、にゃんこはササッと植え込みの影へ、子カラスは、二本足を揃えてぴょんぴょん飛んで、どうやら「あそぼ!」の仕草。そんなん遊んでられへん!遅刻するやん!(ごんママ)

 「釣鐘」(つりがね)と呼ばれるものに大小あります。法会(ほうえ)の開始に用いますが、大型のものは神聖な仏事に用いられるので「梵鐘」(ぼんしょう)と呼ばれます。釣鐘には、竜頭、笠、上帯、紐(ちゅう)、乳(いぼいぼ)、乳の間、池の間・・・が付いていますが、説明は別の機会に。さて、句作のポイントに語句の<ひびきあい>があります。つまり「鐘が鳴るか撞木(しゅもく)が鳴るか鐘と撞木で音がする」です。

   柿喰へば和尚しづもる木魚寺