倒蓮華寺（さかされんげじ）
倒蓮華寺。安養寺（あんにょうじ）という正式の寺号があるにもかかわらず倒蓮華寺として親しまれています。その由来は本尊の阿弥陀如来（あみだにょらい）さまの蓮台（れんだい）の蓮の形が＜さかさま＞であることによります。寺伝によると、この寺の本尊建立にのとき、アミダ如来を支える蓮台（れんだい）が三度も毀れたため、蓮弁を逆さにしたところ完成したといわれます。当時、女人（みょにん）は業（ごう）深くて往生し難いという迷信がはびこっていました。これら女人の往生を祈り蓮弁を逆さにしたと伝えられます。以来、女人往生の阿弥陀如来として信仰されて来ました。（中京区・新京極蛸薬師下る・東側町）
