傷心や 磯のあわびの 腹歩き
古代インド語に、アミターユス（無量壽）、アミーターバ（無量光）という言葉があります。この「アミタ」（無限の）が阿弥陀（あみだ）の語源であります。
さて、熱力学の法則とは、①エネルギー保存の法則、②エントロピー増大の法則であります。いずれも自然界の「真理」とされています。ところで仏教にも、①「諸行無常」（しょぎょうむじょう）、②「諸法無我」（しょほうむが）の教えがあります。そして仏教の「真髄」とされています。「（この世の）すべては移り変わる」「（この世は）持ちつ持たれつ」という意味であります。ところで、熱力学の法則と仏教の「真髄」は似通ったところがある？
釈迦は熱力学の法則を悟られた？その真理を「諸行無常」「諸法無我」の教えとして説かれた？そんな気がしてなりません。その釈迦の教えは「阿弥陀仏信仰」、「極楽浄土の思想」として大乗仏教の中に展開していった？そんな気がしてなりません。
「神仏も まわり道する 春夕べ」
