紅梅の 濃すぎるほどに 門跡寺
「私てなんや？」をキー・ワードに、お釈迦さまの教え「仏教」の根本教義について考えてきました。
①「もの、独立自存なし。相依相関する」（無我・縁起）
②「ものごとはうつり変わる」（無常）
③「ゼロ即無限・無限即ゼロ」」（空）
この＜三系列＞が仏教の根本教義となります。
そして、この＜三系列＞がわかると、「自由自在」（ありがまま）な暮しができます。「生かされて生きる」感謝の暮しができます。これを説かれたのがお釈迦さまの教え仏教であります。
さて「無我」「無常」「縁起」「空」とたて続けに、仏教の根本教義について、むつかしい話をしてきました。これからはもう少しやさしいお話に戻りましょう。つぎに、「空」（くう）の理解のため、孤高の哲学者のいわれた、小笠原秀實先生の『般若心経意』（はんにゃしんきょうのこころ）をご紹介します。
