木魚歳時記第4924話 

 前扁(5)選択本願(せんちゃくほんがん)

凡夫が念仏で往生でき  るという教えは、阿弥陀仏が法蔵菩薩のときに立てられた本願に基づく。        

『無量寿経』(むりょうじゅきょう)に、もし「私(法蔵菩薩)が、仏(アミダ仏)の位を得たとしても、十方の衆生が「四十八願」に準じて、私の国に生まれたいと望みながら、もしくは、アミダ仏を「十念」して、それでも、衆生が往生できなければ、私(法蔵)は覚りを開かない」。と、申されました。これを「本願」と称します。また、中国の善導大師は、この「本願」ないし「十念」について、衆生が往生を果せなければ、わたし(善導)は覚りを開かないであろう」。と釈されました。 勅田25巻 (青色 法然上人のお言葉)

        仏桑華咲くや西方弥陀浄土  仏桑華(ぶっそうげ)