前扁(6)五劫思惟(ごこうしゆい)
法蔵菩薩は、
「一切衆生を平等に浄土に迎えるため、
「私の修行の功徳を
南無阿弥陀仏の六字にこめて
人々に考えさせよう」
と決意された。
法蔵菩薩(後のアミダ仏)は、衆生が浄土往生する筋道についてお考えになりました。そのために五刧(ごこう)という歳月を要されたそうです。しかし、この時間的長さは、衆生の往生に要する行(ぎょう)としては長すぎる。そこで、『私(後のアミダ仏)の有する功徳、すなわち「念仏」、すなわち、六字の名号(みょうごう)「南無阿弥陀仏」(ナムアミダブツ)にすべてをゆだね、衆生が「念仏」すなわち「南無阿弥陀仏」を深く信じて、これを称(とな)えるならば『法蔵菩薩(後のミダ仏)の願に適(かな)い。往生出来るであろう』。と、説(と)かれました。勅伝第32巻 (青色 法然上人のお言葉)
斑猫と来て化野の念仏寺 斑猫(はんみょう)