物に本末あり事に終始あり
「物に本末(ほんまつ)あり、事に終始あり」とは『礼記』(らいき)にあることばです。問題を解決するためには、ものごとの始まりを考える必用があります。
仏教でいう本末(ほんまつ)とはどういうことでしょうか? 『無量壽経」(むりょうじゅきょう)の中に、アミダ仏の願い(四十八願)が示されています。アミダ仏は、法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)の修行時代に、衆生を救済(きゅさい)の四十八の願(ねがい)を立てられました。そして、その願いが適(かな)ってアミダ仏となられました。仏教徒はそのこと(アミダ仏の本願)を忘れてはなりません。