木魚歳時記第4895話 

 いわれて見れば、蛇に足を描くそしりは免れないと知りながらも、それではと、書き足りないうちでも特に足りないかと思われる二、三の素材に、ノート代わりに付録として書きつけて置こう。亦(また)、一種の窯変(ようへん)と見られたい。 法然が僧籍から削られ藤井元彦という俗名をつけられて流刑に処せられた地は、土佐とも讃岐ともいわれている。
(佐藤春夫 付録章『一枚起請文』)

       風の子の来て風船をくれといふ

 「風船」は春季となります。増上寺(ぞうじょうじ)に参詣した時のことです! たくさんの水子地蔵尊さんには、それぞれゴムの風船が掛けてありました! 大きいお寺に行くとよく見かける風景ですが! なぜか記憶に残っています。