木魚歳時記第4817話 

 しかしわたくしは前後の事情を考え合わせて良経の死を、どうやら僧兵の仕事のような気がする。その四、五年前に九条家の強敵土御門通親がが怪死しているのはどうも毒殺らしく、これには間接に慈円の手が動いているやに疑われるものがあるから、良経の暗殺はその報復ではないかと思われる。どちらも僧兵のわざであろうが、僧兵は政党の関係などなく、好んでこういう暴挙に使われたものと思われる。勿論これには何の確証もないわたくしの想像説である。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1449

            寺の子が寺を継ぎたり法僧僧

 「仏法僧」(ぶっぽうそう)は夏季です。鳴き声が「木の葉莵」(コノハズク)と似ているので、俳句の世界では混同もあるようです、さて、息子がお寺を継ぐことになり、仏教・宗典・教団の中で頑張っています。 有難いことです! 喜んでいます!