(三)久しく悩みに閉ざされていた後白河院の御心もややくつろぎ給うたためであろうか。この日は、さながら熱に浮かされたこのように、あとへあとへと語りつがせた。信仰の御一念が恋慕の思いに似てたぎり流れるのをそのままお言葉にしたようであらせた。(…
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