木魚歳時記第4520話  

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 院のお情けが仇となって追われる身の義経は、十一月三日、静かに退京した。義仲らの退京に当たっての狼藉に比しての平穏を義士の態度と賛美する人さえあった。
 同じく六日、義経、行家は大物浦(おおものうら)を解?(かいらん)して風浪に遭い天王寺に漂着した。行家は程なく和泉、河内の間で平時定に殺された。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1162-3

       リハビリは止めたらあかん羽抜鳥

 「ボクの細道]好きな俳句(2259)  川崎展宏さん。「桃咲いて五右衛門風呂の湯気濛々」(展宏) 五右衛門風呂とは! 直(じか)焚きの五右衛門風を一度は体験してみたい。五右衛門風呂と似た体験は、どこかの温泉の外湯の入った時にしました。湯気が凛々(りんりん)としていたか! 忘れました。

手助けをしてくれる人があっても
淋しさを救ってくれる人はいない」
(石川 洋)