木魚歳時記第4346話

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 その翌年の六月二十一日には、三月熊野詣でから帰って以来、永年の胃病がどっと悪くなって枕の上がらなくなった重盛を小松原に見舞い、慶弔ともに隔意なく見えたが、これも単に儀礼でご内心は別であったらしい。鬼界ヶ島の流人たちも建礼門院のお産で大部分は赦された。
(佐藤春夫『極楽から来た』)996

     爺さんの傍にぴつたり石路の花  石路(つわ)

「ボクの細道]好きな俳句(2086) 波多野爽波さん。「炬燵にて帽子あれこれ被りみる」(爽波) なんと横着な! ところで、ボクは、ナルシシズムの性癖がありそうです。それもアン・バランスな自己陶酔ですから・・面倒見るのは大変です(汗)。

  ごくらくときけど、さほどにもなし、
  ないこそよけれ、みがらくで、
  あむあみだぶつ、なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)