事実はかえって、人々が内裏や六波羅へばかり集まり、清盛を憚(はばか)って院に行く人のないのにを苦にしたほどであった。清盛はこのころまではまだ案外に弱気で、院と正面からは敵対することはなるべく避けていたものであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)994
熱燗を「ちろり」に五勺みりん干
「ボクの細道]好きな俳句(2084) 波多野爽波さん。「窓掛の春暁を覆ひ得ず」(爽波) 「窓掛」とはカーテン類のことでしょうか? なるほど、それほど春の暖かさは嬉しい。冬の寒(ストレス)さに耐えていただけに・・「春暁」に包まれて、今日一日、元気に暮らすことが出来そうです。
罪はよいもの、ざんぎのたから、
ざんぎくわんぎのなむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)