木魚歳時記第4274話

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 都にいては暗殺されないとも限らぬ情勢だから遠国に送るのは彼らの安全を図るゆえんであり、一定の年限は立ち回るのを禁じたのも同じ配慮で、この処置は考えた側に立てば、これが考え得る最大の恩恵に相違なかった。
(佐藤春夫『極楽から来た』(931)

       秋雨の姉三六角蛸錦   姉三(あねさん)

 「ボクの細道]好きな俳句(2015) 池田澄子さん。「目覚めるといつも私が居て遺憾」(澄子) ボクのことです(汗)。いつも居ます。さて、僧侶のボクが、お医者さんに「精神不安定」の症状を訴えたところ、「心の問題は」と、相手にされませんでした。なるほで、宗教家(隠居)のボクが言うのはおかしいのですが(汗)。

  たのしみわ、むねのいど(井戸)からわいてでる。
  これがたのしみ、むねのむくむく。
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)