木魚歳時記第4247話
第三日にはお召し替えあらせて、唐衣、表はもえ黄色で、青のむら濃(濃淡ある染め方)に色々な糸で丸く図案化された薔薇(ばら)を縫い取り、裳のひもはすおう色むら濃、打ち衣は紅のむら濃という豪華けんらんに会衆一同の目をそばだたせたものであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)904
門前をスキップで行くてんと虫
「ボクの細道]好きな俳句(1989) 池田澄子さん。「どっちみち梅雨の道へ出る地下道」(澄子) 夕立ならともかく・・梅雨の頃は、地下道など、どの出口を探しても梅雨は避けるわけには行きません。これが、時雨なら「しぐるゝや駅に西口東口」(安住 敦)さんの作品があります。
あなたあみだで、わしやなむで、
みだにとられて、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)