(二)東国に流されると決定の不幸な二人を慰めるために朋輩のうちの親しい者たちが、樋口富の小路に知人の営む宿に集まって送別の酒盛りをはじめていた。主客十人あまり、やや広い部屋にぎっしり集い、別に送られる二人の情婦もまじって酒間をあっせんしている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)929
秋雨や朝から酒を飲んでいる
「ボクの細道]好きな俳句(2013) 池田澄子さん。「震度2ぐらいかしらと襖ごしに言う」(澄子) ひとりごとなのか? それとも相棒に話しかけ「きっかけ」が欲しいのか? ボクも、襖ごしに「今、何時ごろや」と尋ねることがあります。机上の時計を見ればわかることですが・・これも会話の一つなのです(笑)。
をやのせいがん(誓願)、なむあみだぶつ。
なむあみだぶつに、わしをとられて、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)