木魚歳時記第4248話

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 そうしておん賀のめで。たく終わった時には特に使いを出してこの時の上卿(委員長)であった院の別当中宮大夫隆季にその労をねぎらうほどの行きとどいたお心づかいもあった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)905

       打ち水を草木にあげる何べんも

 「ボクの細道]好きな俳句(1990) 池田澄子さん。「颱風が逸れてなんだか蒸し御飯」(澄子) さて、蒸し御飯といえば、温めた「バラ寿司」が師僧(おやじ)の好物でした。四条寺町のお店まで、蒸篭「バラ寿司」を求めて買いに走りました、それともう一つ「痛い病気に罹りたくない」これが、師僧(おやじ)の口癖でした。お陰さまで、83歳(老衰)で天寿を全うしました。あいがたいことだと思っています。

  うれし(い)の、をもい(思ひ)だすときのねんぶつ、
  ごくらくで、これをたのしむ、
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)