木魚歳時記第4209話

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 巌島御幸の年の秋九月一日から十五日まで院では今様(いまざま)合わせのお催しがあり、その前年の五月二日には鵯合(ひよどりあ)わせのおん遊びもあって、そのどちらにもおそろいでごきげんうるわしく居らせられた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)866

      ざらざらと蛇すべりたるアスファルト

 「ボクの細道]好きな俳句(1952) 岡本 眸さん。「川に音還る踊の灯の消えて」(眸) 「踊」とありますから、盆踊りのことでしょうか? 無事に、ご先祖(精霊)をお浄土にお送り(踊り)し、まわりに、川の音が戻ってきた・・さて、ヘビは、ウロコを立て推進力とします(そう思います)。しかも「蛇行」をします。ただし、アスファルトではそれが滑ります、ヘビさんあわてるな(笑)。

  なむあみだぶつのふしぎりき(不思議力)、
  わがぐちが(愚痴)が、なむあみだぶつとかわる。
  うれしや。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)