座に観仏(かんぶつ)と称名(しょうみょう)との優劣を論じ問う者があった時、法然は、「その点は経の本文を篤とごらになれば称名のすぐれていることは明らかですが、観も称も結局は同じものと考えてもよろしいでしょう。
(佐藤春夫『極楽から来た』)776
浅漬をぱりぱり噛んでお母さん
「ボクの細道]好きな俳句(1857) 石田郷子さん。「梅干すといふことひとつひとつかな」(郷子) 石田郷子さんの俳句は、以前にもご紹介をしました(と思います)。でも、大変に好きな作品ですから・・さて、「お母さん」(妻)は、浅漬けでも、茎漬けでも、ばりばり噛んで食べます。ときには飴玉も噛み砕きます(凄い)。ボクは、飴玉をペチャペチャ消えてなくなるまで舐めています(笑)。
いまわ、ぼさつを京をだい(兄弟)に、
いまわ、正ぶつ(諸仏)をしんるいに、
をやのをかげがあればこそ、
ごをんうれしや、なむあみだぶつ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)