木魚歳時記第3995話

f:id:mokugyo-sin:20191015022418j:plain

 と『古今著聞集』(こきんちょもんしゅう)巻八「好色」に伝えている。法皇ご在位の時とならば小侍従は娘時代、話にもうぶな面影は見えるし、小侍従は天皇にお初穂をささげたのでもあろうか。まことに花々しいデヴューである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)668

       狂言は勧進帳や春芝居

 「ボクの細道]好きな俳句(1742) あざ蓉子さん。「上京や春は傷みしミルク膜」(蓉子)上京は、平安時代には大内裏(だいだいり)の置かれてあった地域です。お公家さまの屋敷の立ち並ぶ一帯は、傷みやすいミルクの膜に覆われたナイーブな地域であるわけです。
ブログ筆者は、そのナイーブな中心で生まれ育った「ちんけ」な童(わらし)でありました。

 猿(さる)2 どへでもよじ登り、新鮮な日光の下で踊り、むかっ腹を立て、なんでもつまみげ、そしていかにも原始的な風情で水を飲む。