木魚歳時記 第3960話

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 しかし家に正室にない気楽さに、中年を過ぎた身で、或いは禁中宿直(とのい)の夜に女を連れ込んだり、さては大内の守護のひまに時雨にぬれつつ逢い引きしたり、御所仕えをしている宮腹(皇女の私生児)の女子を夜もすがら待ち明かしたり。
(佐藤春夫『極楽から来た』)635
       短日を騙しだましに日向ぼこ

「ボクの細道]好きな俳句(1708) 松尾芭蕉さん。「さまざまのこと思ひ出す桜かな」(芭蕉) 有名句です。
      
       愛することから 憂いが生まれる
       愛することから 畏れが生じる
       愛すること 愛するものがなければ 
       何を憂い 何を畏れることがあろうか(ブッダ)

  毛虫(けむし)2 全く見事な毛虫である。でっぷりとして、毛深くて、立派な毛皮にくるまって、栗色のからだには金色(金色)の斑点(はんてん)があり、その眼は黒々としている。