木魚歳時記 第3722話 

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 璋子は、入内以前早くから法皇の猶子(ゆうし)として法皇の寵妃祇園女御の手もとに養わせてお置きなった方で、その幼時には法皇がおん懐に入れて愛せられだんだん大きくなってからも、日中抱き寝をして居られることなどもよくあって、伺候した重臣や側近もこれには時々面くらったというというようなこともあったという。
(佐藤春夫『極楽から来た』)417

       春きざす竜飛岬のここかしこ  竜飛岬(たっぴみさき)

 「ボクの細道]好きな俳句(1472) 矢島渚男さん。「鳥渡とは鳥渡る間や昼の酒」(渚男) 渡り鳥はいくつかの群れをつくり、次々とやって来ます。その間隙にドラマを感じるのが詩人なのでありましょう。とりわけ「昼の酒」が効いています。さて、ホッキョクジリス。地栗鼠は一年の中で8ヵ月は寝て暮らすそうです。四季のある地帯の冬眠にあたるそうで、食物がほとんどない冬を眠ってすごし、エネルギーを節約するのです。一年中寒い北極圏ではいたしかのないのでしょう。ですから、短い夏の期間(4ヶ月)子づくり、産卵、子育て、食料備蓄、などなどてきぱきかたずけることが求められます(汗)。