璋子は、入内以前早くから法皇の猶子(ゆうし)として法皇の寵妃祇園女御の手もとに養わせてお置きなった方で、その幼時には法皇がおん懐に入れて愛せられだんだん大きくなってからも、日中抱き寝をして居られることなどもよくあって、伺候した重臣や側近も…
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