「今日のことば」
ところが
犍陀多が頭をあげて
血の池の
空を眺めますと、
ひっそりと暗い中を
天上から
(芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄13
「ボクの細道」好きな俳句(984) 桂 信子さん。「外套のなかの生ま身が水をのむ」(信子) 「外套」(がいとう)とは、女性の外面(そとずら)のこと。「生ま身」とは女性の内面。つまり女性の心の内。女ひとりが世間を渡るだけでもいろいろとあるでしょ。ましてや、俳句結社を維持するには女を封印することがあるかも? そこで「水をのむ」が効いてきます。