「今日のことば」
地獄の底では ほかの罪人と
血の池に 浮いたり沈んだりしていた
犍陀多でございます。
(芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄11
「ボクの細道」好きな俳句(982) 桂 信子さん。「窓の雪女体にて湯をあふれしむ」(信子) 桂 信子さんは、若くしてご夫君と死別をされたようです。俳人の履歴を知ることは、作品を鑑賞する上で必要かどうか? それはわかりません。ボクの場合は、俳聖、子規さん、虚子さん、龍太さん、波郷さん、多佳子さん、などなど、とりわけ、信子さんの略歴を知って、その作品に一層の厚みを感じたように思います。