木魚歳時記 第3231話

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 「今日のことば」
    地獄の底では ほかの罪人と
    血の池に 浮いたり沈んだりしていた
    犍陀多でございます。
     (芥川竜之介『蜘蛛の糸』)抄11

 「ボクの細道」好きな俳句(982) 桂 信子さん。「窓の雪女体にて湯をあふれしむ」(信子) 桂 信子さんは、若くしてご夫君と死別をされたようです。俳人の履歴を知ることは、作品を鑑賞する上で必要かどうか? それはわかりません。ボクの場合は、俳聖、子規さん、虚子さん、龍太さん、波郷さん、多佳子さん、などなど、とりわけ、信子さんの略歴を知って、その作品に一層の厚みを感じたように思います。

       栗虫のでかい穴掘るうんとこせ