木魚歳時記 第1909話

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「走っても疾(はや)すぎることなく、また遅れることもなく世間における一切のものは虚妄(きょもう)であると知って憎悪(ぞうお)を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。―蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。」(スッタニパータ)

 愛欲が、自己中心の盲目的な欲望となるならば、そして、その欲望が満たされないことがあるならば、そして、欲望が満たされない<渇き>に悩みつづけるならば、やがて愛欲は、相手への「憎悪」(ぞうお)へと変わることもありうるでしょう。さらに「憎悪」(ぞうお)、すなわち憎(にく)しみは、やがて、相手への「怒り」へと変ることもありうるでしょう。

       これがまたでかい浮鯛つかまへた