木魚歳時記 第1863話

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県神社

 県神社(あがたじんじゃ)は、永承七年(1052)平等院の建立にあたり、平等院の鎮守社(鬼門除け)として創設されました。明治維新の神仏分離政策により独立して現在に至っています。社名の由来は、祭神の吾田津姫(あがたづひめ)、上代の呼称である宇治県(あがた)に由来するといわれます。一月五日の<初県祭>には御輿(みこし)の巡行があります。さらに、六月五日深夜から翌未明にかけて行われる<県祭(あがたまつり)>は、暗闇の奇祭として有名です。もとは祭神を、木花開耶姫(このはなさくやひめ)別名吾田津姫(あがたづひめ)に、平等院の守護神社として開創されました。病気平癒、縁結び、安座の神として信仰されています。(宇治市・宇治蓮華)

      僧堂に泣き不動とや風花す