木魚歳時記 第1368話

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赤い鳥小鳥

赤い鳥、 小鳥、なぜなぜ赤い。 赤い実をたべた。

 北原白秋作詞。白秋・雨情・八十は、三大童謡詩人と称されました。この作詞にも、抒情詩とまた違った深い趣があります。仏教では「赤い色には赤い光が、白い色には白い光が、青い色には青い光が」と説きます。さて「俳句は、韻文性によって言葉が増幅され、そこに直接語られていない意味内容が読者に伝わります。それは、作者があらかじめ自分の内に抱えていた心の深さでもあるのです」。とありました。

      蹲踞して天下窺ふ牛蛙