木魚歳時記 第1367話

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背くらべ

柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽たべたべ 兄さんが 計ってくれた 背のたけ

 浅野厚作詞。端午の節句になると柱で背丈(せてけ)を計る習慣があったそうです。それも江戸時代から続いていたとは驚きです。ぼくの寺の黒ずんだ柱にも、子どもたちのつけた「柱の疵」が残っていました。さて「韻文性は、俳句にとって大切です。散文は意味でメッセージを伝えますが、韻文は意味プラス韻律で心を伝えます」。とありました。

      夏めくや男一匹甲羅干す