木魚歳時記 第1339話

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花いちもんめ

 勝ってうれしや 花いちもんめ 負けてくやしき 花いちもんめ

 二組に分かれて向かい合い、歌にあわせて、指名された子をうばい合う遊びです。ひとり残らず相手の組に貰われたら遊びは終わりです。ところで、花<いちもんめ>は、花<一文目>なのでしょうか? さて、「俳句はことばで表現するものです。となると、俳句における発見とは、ことばを発見することです。ことばを用いて、誰もが見ているようで気がつかないものを切り取ることです。そのためには先入観を捨てることです。あらかじめことばを用意しないで対象に向かうことです。それが、ことばの発見につながるのです」。こんなことが書いてありました。

     鉄塔に黒子が三つ鴉の巣