木魚歳時記 第1296話

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御幸町

 御幸町通(ごこうまちどおり)は、寺町通りの一筋西の通りです。北は丸太町通りの中京区毘沙門町(びしゃもんちょう)から、南は五条通りの下京区本覚寺前町までを指します(また、この通りの下立売ー丸太町の間は、公家屋敷拡張のため、宝永5年(1708)以降は廃止されました)。この通りに見受けられる短冊型町割は、秀吉による都市改造の典型的な痕跡とされるそうです。名前の由縁は、秀吉が伏見城より御所に参内するときこの通りを利用したことによるといわれます。近世以降、張子屋・仏師・金具屋・木地挽屋・玉細工などが軒をならべていました。近年は、法律事務所・旅館などが多くみうけられます。

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