木魚歳時記 第1276話

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押小路

 「数え歌」五番目は、二条通りの一筋南にある押小路通りです。まる(丸)・たけ(竹)・えびす(夷)に(二)・おし(押)・おいけ(御池)・・の押小路(おしこうじ)です。東は、木屋町通りの中京区一之船入町から、西は、千本通りの中京区西ノ京北聖町までの区間を指します。平安京でいう押小路(おしこうじ)に相当します。名称の由来もこの平安京の小路に基づきます。近世になって、押小路に住居した商職人の多くは、古道具屋・質屋・鉄(くろかね)屋・研石(といし)屋・へっつい屋などであったそうです。中京区に入ると、おなじ建材を扱う商人も庶民的に変わるのは興味のあるところです。

     大仏の鼻の穴まで煤払