木魚歳時記 第1008話

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ぞうきんは 他のよごれを
いっしょけんめい拭いて
自分は よごれにまみれている (榎本栄一)

 教典(きょうてん)を読み仏の教えを学ぶことは大切なことです。なによりも自分自身の心を豊かにし、他の人の心も癒(いやす)ことができるからです。ただし、仏教のさらに重要なことは、自身が体得した仏教の教えを実践することです。仏教の教えを実践するとは、ボランティア(奉仕)に参加することです。ボランティア(奉仕)とはむつかしいことではありません。すなわち「代価を求めない行為」に一歩ふみ出すだすことであります。身の回りに「代価を求めない行為」はいっぱいあります。お年寄りの面倒見、道路の清掃などなど・・しかし、いまからすぐにボランテイア(奉仕)に一歩が踏み出せるかどうかそれが問題です。

     うぬぼれのぼとんと落ちて著我の花