法を喜ばば臥安く 心悦び心清し
『法句経』(ほっくきょう)にあることばです。法(ほう)、つまり仏教の教えを学ぶことによって、やすらかに臥(ねむる)ことができ。心に悦(よろこ)びが芽生え。すがすがしい気持ちで今日一日がすごせるでしょう。
この世に生(せい)を授かるは得難い。生を受けても長寿を保つことは難しい。この世に仏(ほとけ)あるといえども、仏(ほとけ)の教えと出会うことは得難い。いまその仏(ほとけ)の教えと出会うことができた自身は、まさに「法悦」(ほうえつ)、すなわち、仏教にひたる喜びといわざるをえない。