心を開き誠を見わす
『後漢書』(ごかんじょ)にあることばです。心をひらくことは、すなおで謙虚(けんきょ)な気持ちになることです。誠を見(あら)わすとは誠実な人生を歩むことです。
原始教典『スッタニパータ』に、「かくし事をする人は心のよくない人と知れ」とあります。清水寺の管長は、昨年一年を象徴(しょうちょう)する言葉として「偽(いつわり)」と大書されました。世相(せそう)反映するはいえ・・「偽(いつわり)」がその年を表す言葉に選ばれたのは残念なことです。今年はそのようにならないよう、努力したいものです。