木魚歳時記 第467話

f:id:mokugyo-sin:20131223095256j:plain

 わたしのメールも、それから挿絵も、アレンジして『木魚歳時記』に載せてくださって・・・さすが・・・木魚さんは手がはや~い。ジャナクッテ、即実行ですね。感心です。お仏壇のことでわたしも・・・お「灯明」のことです。(きじ)

 経典の中には、仏の徳を讃える「光・明・燈・照・耀」などの文字が多く見い出せます。すなわち、「燭」(あかし)は、仏教において、仏さまの知恵を表わすものとして重要視されてきました。それは「香の文化」とおなじ意味において、「火の使用」と「光の効用」が人類文明の発展に貢献したことにもかかわるでしょう。仏教に「法灯を継ぐ」という言葉があります。高野山(真言)や比叡山(天台)では千年を超える常夜灯が守り継がれてきました。そんなことなどふまえ(今ではローソクや豆電球に代用されますが)、仏さまに「御燭」(おあかし)を灯して捧げたいものです。

   爽やかや半歩独歩の菩薩道