木魚歳時記 第978話

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その人を知らざれば その友を見よ

 『往生論註』(おうじょうろんちゅう)にあることばです。「一緒にいる仲間をみれば、その人の人柄がわかる」ということです。
 『続・木魚歳時記』(最終回)は、鴉シリーズでしめくくることにしました。鴉は、どちらかというと単独かもしくは番(つがい)で居ることが多いようです。賢いようで狡猾(こうかつ)。陰気なようで<いちびり>のいたずら好き。なぜかぼくは親近感をもっています。なぜなら、ぼくは友と呼べる仲間が少ない方です。しかし、その考えは間違っていました。多くの<仏の子>に支えられて、今、ぼくはここにいるのです。ありがたいことであります。

     仏生会天上天下無一物