料峭や 壹銭焼の ひとざかり
一角獣とは？犀に似た動物。その角には解毒作用があると信じられ、聖なる動物とされた。ヨーロッパのユニコーン、中国の麒麟に同類と考えられる。
「貪(むさぼる）ことなく、偽（いつわる）ことなく、渇望（かつぼう）することなく、みせかけで覆うことなく、濁りと迷妄う除き去り、犀のように独り歩め。」（スッタニパータ）
仏教の実践方法は、①「声聞」（釈尊の教えを聞いて実践する）。②「独覚」（山に籠もり独りで覚りをひらく）。③「菩薩」（人々の救済を誓い実践する）。と、仏教の発展段階にしたがって変化します。このうち「独覚」（どくがく）とは、一つの角をもつ犀のように、求道者は周囲の毀誉褒貶（きようほうへん）に惑わされることなく、自分の信じた道にしたがって進め…ということです。後世、仏教が発展（大乗仏教）するにつれ、その実践方法も、③「菩薩道」（ぼさつどう）が中心となってゆきます。
「おしまいは ドタキャンとなる 猫の恋」
