大滝の 天湖裂くごと 轟々と
大滝の轟々と落下する圧倒的な迫力に接すると、まるで、天湖の底が抜けたのではないか？と錯覚します。いつたい誰が…、こんなドラマチック・エモーショナル（感動の世界）を演出したのか？
「天から降ってきた一粒の水滴が、無数に重なり一筋の流れとなる。無数の流れが重なり、、大地を潤し、いのちを育み、河となってｺﾞｳｺﾞｳと流れていく。どの水滴がどの水滴が重なるか、それは、偶然、出会い頭、いいかげん・・・。この一見理由のない＜いいかげん＞が重なって、まったくの＜良い加減.>の結果をつくってゆく。だから、いま私がここに在ることことが、気の遠くなるような稀有（けう）の存在であることに気づいて＜生かされて生きる＞喜びをかみしめてみたい」。この大自然の循環、すなわち「縁起」（えんぎ）の法則に目覚められたのが、釈迦の教え仏教なのです。
