木魚歳時記

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木魚歳時記 第3618話

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 院では忠盛の子清盛をして銅三十斤(きん)で父をあがなわせてやっと解決を見たが、忠盛にくみしたという理由で大乗坊を襲撃した大衆は、天台座主行玄(関白師実の子)を追い出しその房を破壊した。
 山は今や道場どころか、正に戦場であった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)318

       たんぽぽに埋もれ男の咽仏

 「ボクの細道]好きな俳句(1368) 前田普羅さん。「この雪に昨日はありし声音かな」(普羅) 「さらさら」と降る雪も、さらさらと音てるわけではありません。しかし、その動きを文字にするならば「さらさら」と表現したくなるものです。しかし、今、降り積もった雪には、さらさらの音もなく、ましてや少しの動きすらありません。黙(もだ)の世界。