浅き川も深く渡れ
「深心」(じんしん)とは『観無量壽経』(かんむりょうじゅきょう)にあることばです。心の奥底にヘドロのように堆積(たいせき)した不純物は取りのぞかねばなりません。そうすれば清水が湧(わ)くように心がひらきます。
愚(おろ)かな考えも、一歩深く掘れば確かなものが見えてくることがあります。仏教との出逢い、仏(ほとけ)の教えとの出逢いは、仏(ほとけ)の願いを知ることから始まります。仏(ほとけ)への深い信仰心(しんこうしん)、つまり「深心」(じんしん)により仏(ほとけ)の願いと接することができるのです。