木魚歳時記第4882話 

 と見ているうちに視野をさえぎって半間はばの土間一ぱいに通って来るものが近づいて来たので首をひっこめた。
「おやじ、何か用かい。また酒手の催促ならもう沢山だぜ」
と座敷にへ首を出していう。二人は酒気は帯びていないがてっきり赤鬼、青鬼である。おやじは、
「そんなケチな話ではない。今日は景気のいい面白いところを聞かしてやろう。まあちょっとここへ上れ」
(佐藤春夫『極楽から来た』)

        老僧の三度寝したりコカコーラ

 「コカコーラ」は夏季となります。テレビを見ての話しです!  エゴ(私)は、仏教の伝える「我」(が)に近いとするならば? むつかしいことはわかりませんから! こんな時は『般若心経』の意(こころ)を拝読します! それから安らかに三度寝をします!