木魚歳時記第4848話

 (四)後年、親鸞(綽空)はその時の事を『教行信証』(きょうぎょうしんしょう)の後序に次のように記した・・主上臣下、法ニ背キ、義ニ違イ、忿ヲ成シ、怨ヲ結ブ。コレニヨリテ真宗興隆ノ大祖源空法師ナラビニ門徒数輩、罪科ヲ考エズ、ミダリニ死罪ニ坐ス。アルイハ僧儀ヲ改メテ、姓名ヲ賜ウテ遠流ニ処ス。予ハその一ナリ。シカレバスデニ僧ニハアラズ俗ニアラズ。コノ故ニ、禿(かむろ)ノ字モモテ姓トナス 。空師ナラビニ弟子等、諸方ノ辺州ニ坐シテ、五年ノ居諸(月日)ヲ経タリ。(佐藤春夫『極楽から来た』)

         中腹に煙ひとすじ秋の山

 壮大な『西域記』のパロディーの後には、これは、もう、俳句と呼べない拙いものですが、あっさりと写生するのもいいのでは! さて、ブログの写真は、本文と無関係に掲載しています! これからもそうします! お目だるいでしょうがブログを引き続きご笑覧ください。