木魚歳時記第4849話

 と。引用文の初めに「主上臣下」ととあるは至尊朝臣のことであるが、至尊に対し奉って憤りをかくまで書いたものは史上他に見られない。
 彼は憤りながらもそこに仏意を見ようと努めた。門徒一同の狼狽の間にも、師はひとり平然といつものように輝き、顔貌には故知らぬ喜色さえ照り添うかに綽空には思えた。(佐藤春夫『極楽から来た』)

        はんざきの怪魚食らひて泡一つ

 「はんざき」は夏季となります。「山椒魚」(さんしょうお)のことです。さて、今、ぼくは、健康上の理由から、カメラワークが出来ません! したがって、ブログ写真に枯渇しています! 不本意な写真も多いですが・・ブログはナムナムと持続いたします!