木魚歳時記第4786話

 第三十一章 美僧ありき

(一)新しい思想運動が起れば、伝統的な思想は、当然必ずこれを圧迫するのが古今の通則である。ことに宗教上でそれが著しい。何故かといえばそれが信仰と渡世とに直接つながり、また集団をなしているために、往々に戦争の原因にさえなっている。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1420

            ふらここや到達点は俺のもの

 「ふらここ」は春季となります。さて『西遊記』にある悟空(ごくう)の輪(ワッカ)は、緊箍児(きんこじ)と呼びます。悟空が三蔵法師に逆らうと、ワッカは悟空の頭を締めつけ、悟空は逆らうことが出来ません。ぼくも相棒に素直にならなければ(笑)