木魚歳時記第4709話 

f:id:mokugyo-sin:20220227075231j:plain

 斎王は河水に臨んでみそぎを修して後、厳粛な儀式で初斎院に入り、三年間、初斎院で潔斉し、更に吉日を選みみそぎをして紫野の斉所の宮に入る。当日は斎王の乗輿が先ず禊所に向かい、京職、山城国司らが慎んでこれをお迎えし、勅使大納言以下供奉して初斉院入りの時と同じくすこぶる厳粛なおん儀式で世俗花嫁の輿入(こしいれ)の儀にあたるようなものである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1346

       木菟の眠を容れて大樹かな  木菟(みみづく)

 「ボクの細道]好きな俳句(2446) 矢島渚男さん。「曇り日のはてのぬか雨猫柳」(渚男) 曇天の果ては覚悟の糠雨(ぬかさめ)です。こんな「ぬかさめ」に堪え得るのは「猫柳」ぐらいでしょう。ボクは苛(いらち)すからとても・・しかし「狭い日本そんなに急いで何処へ行く」。のキャッチフレーヅもあります(笑)。ぼつぼつと行きます。 

  のせられて、のりゑた、こころ
  とをとさ(尊さ)と、よろこばれるわ、
  なむあみだぶつ。
  『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)