斎院は京都市の北部町つづき、加茂神社の西、有栖川の畔(ほとり) 、紫野にある。
斎院のト定(ぼくじょう)に当たった内親王を斎王(さいおう)と称して、この決定は参議以上の勅使によって加茂の上下両社に申告せしめられて、同時に宮城内に初斎院を設けて斎王の居住とする。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1345
売声の刹那に近し焼芋屋 刹那(せつな)
「ボクの細道]好きな俳句(2445) 矢島渚男さん。「麗らかに捨てたるものを惜しみけり」(渚男) 「うららか」「捨てる」「惜しむ」のかかわりが? 作者の屈折した悩みが推察できます。仏教では、これを「煩悩」(ぼんのう)と称します。ボクはこの「煩悩」の固まりです。
のせられて、のりゑ(得)させ、
こころ、われとしらずに、
なむあみだぶにしられたらこそ。
『定本 妙好人 才一の歌』(楠恭編)