木魚歳時記第4669話

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 閏七月八日にも光の現れたのを見た者があり、十五日にも二十一日にも両眼よりやや低く、眉間あたりに光明があって、蛍でもそんなに高く飛んでいるのではないかと思われるようであった。
 こういう奇瑞は修復の成った喜びと人々の信仰とによって、はじめこれを見たという叡俊や勝恵の噂を暗示として人々が見たものであろうが、そのために諸人の信仰はいよいよ増したものであった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)1307

            叡山の五つ峰に冬霞 
          
 「ボクの細道]好きな俳句(2406) 矢島渚男さん。「涼風をいひ秋風をいふ頃ぞ」(渚男) わかります。 最近、昭和、平成の日本の発展に貢献された「信頼する」方々の訃報に接することが続きました。このブログでも信頼する方々の「座右の銘」はご紹介していますが・・人生「信頼する」ことが大切では! このごろ、つくづくそう思います。

いだかれて 
われ反抗す
大いなる手に 
(九条武子)