木魚歳時記第4640話

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  この僧文覚もまた、法然とは全く対蹠的な意味で、この時代にはふさわしい一人物である。彼は学問も思想もないが一途な行動の人として、法然の内面的なのに対して、常に外面的に時代を反映した。いつも弱い者に加担して激情のままにはやや狂暴的に近い信行があった。(佐藤春夫『極楽から来た』)1279 

        草庵に来て七年や冬の虹

 「ボクの細道]好きな俳句(2377) 田中裕明さん。「霜除のあたらしく人近づけず」(裕明) 「霜除」(しもよけ)とは、草木が霜で傷むのを防ぐためにワラなどで作った「霜除」のことです。 新しく作られた霜除には、何か、人を寄せつけがたい厳しさがあるというのでしょうか?

人間は
生きて苦しむ為の
動物かもしれない
(夏目漱石)